「吉野ヶ里歴史公園」(吉野ヶ里町田手)で12月4日、弥生時代の復元された環濠集落をライトアップするイベント「吉野ヶ里 光の響」が始まる。
「吉野ヶ里 光の響」の「光の地上絵」では、キャンドルの紙灯籠で「20年」を表現した
2001(平成13)年に開園し、今年で20周年を迎える同園。公園メインの建物「主祭殿」をライトアップするとともに吉野ヶ里の支配者層が生活していた場所とされる「南内郭(みなみないかく)」広場に数千個のキャンドルで紙灯籠をともす「光の地上絵」を冬のイベントとして開催する。地上絵では、「開園20周年記念」をテーマに、マスコットキャラクター「ひみか」と「やよい」が共にクラッカーで20周年を祝う様子と、遺跡から出土した有柄銅剣、勾玉(まがたま)、銅鏡を表現する。
19時からは、国立天文台・東海大学・南山大学が弥生時代の星の動きと北内郭の建物群の関連を検証した映像「再現!卑弥呼が見た星空 ー高く上る満月の謎に迫るー」を上映。同じく19時から、「南のムラ広場」で園が所有する熱気球「ひみか号」のバーナーによる炎で周囲を照らす「夜間係留(=ナイトグロー)」も行う。
同イベント開催日は、通常の体験プログラム「勾玉づくり」(参加費200円~)の受け付けを19時30分まで延長。公園レストランでは特別メニュー「佐賀の恵みハンバーグ Special Set」(ハンバーグ・ライス・スープ・サラダ・ケーキデザート・ソフトドリンク=1850円)を限定提供する。
開催日は12月4日・5日・11日・12日、18日・19日。開催時間は17時~21時(最終入園は20時30分)。17時以前の入場者は引き続きイベントに参加可能。17時以降の入園料は、大人=280円、65歳以上=200円、中学生以下無料。
現在、キャンドル装飾のための設置作業を手助けするボランティアの申し込みも受け付けている。