佐賀市上下水道局(佐賀市若宮3)は8月1日、市のマンホールのふたをデザインしたご当地「マンホールカード」の配布を始めた。
生活インフラに欠かせない下水道を情報発信で改めて知ってもらう機会を増やそうと国土交通省や日本下水道協会、民間企業などで構成する「下水道広報プラットホーム」(GKP)が、各地のご当地マンホールを「コレクション」にしてもらえるようにと企画。4月に第1弾として全国28都市30種類のカードを発行。第2弾として佐賀市をはじめ40都市44種類のカードを追加した。
佐賀市にはマンホールが約3万カ所、合併前の旧市町ごとに8種類のデザインのふたがあるという。今回の同カードには旧佐賀市にある「有明海とムツゴロウ」をデザインし、1986年に「下水道マンホールデザイン蓋20選」にも選ばれた「ふた」を選んだ。マンホールの写真やデザインの由来紹介に加え、マンホールを撮影した場所を「北緯」「東経」の位置情報で表示、デザインをカテゴリに分けピクトグラム表示するなど、カード集めを楽しめる仕掛けがあり、配布初日に早速、県外からカードをもらいに来た「コレクター」もいたという。
佐賀市上下水道局の石井克典さんは「生活に当たり前になっているだけに意識されない佐賀の下水道を改めて知ってもらえる機会になれば。併せて今年が佐賀市水道100周年ということも知ってもらいたい」と話す。
配布は手渡しのみで1人1枚限定。配布場所は佐賀市下水浄化センター管理棟2階事務室(西与賀町高太郎、TEL 0952-22-0181)。配布時間は8時30分~17時15分。土曜・日曜・祝日休み。