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佐賀の熱気球パイロットが「ジュニア世界選手権」出場 ポーランド・レシュノで開催へ

秀島敏行佐賀市長を表敬訪問し、意気込みを伝えた富澤三世さん(右)、山下太一朗さん(左)

秀島敏行佐賀市長を表敬訪問し、意気込みを伝えた富澤三世さん(右)、山下太一朗さん(左)

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 佐賀市在住の富澤三世さんと佐賀市出身の山下太一朗さんの熱気球パイロット2人が8月9日~14日、ポーランド中部にあるレシュノで開催される「第5回ジュニア熱気球世界選手権」に日本代表選手として出場する。

「第5回ジュニア熱気球世界選手権」に日本代表選手・富澤三世さん

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 「ジュニア熱気球世界選手権」は、30歳未満の若手熱気球パイロットによる熱気球競技の世界大会で、2012年にリトアニアのマリヤンポレで初開催。2018年まで2年に一度、これまで4回開催した。第5回大会は昨年開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。今年5月に開催を正式決定した。

 富澤さんは鹿児島県出身で、気球活動歴は佐賀大学熱気球部から数えて9年目という。現在、IT会社「木村情報技術」(佐賀市)で働き、自身が入社時に立ち上げたバルーン部で活動している。ジュニア選手権出場は2度目。京都大学在学生の山下さんは同大熱気球サークルOB。気球歴9年目で、同選手権出場は3度目。今回の世界選手権には、熱気球パイロットの日本代表選手として、大分県在住の玉井健一郎さん、愛知県在住の成瀬夏織さん、広島県在住の高橋一樹さんも出場。日本からはこのほか、気象スタッフやグランドクルー合わせて計18人が参加するという。

 富澤さんと山下さんは7月28日、秀島敏行佐賀市長を表敬訪問し、出場に向けた意気込みを伝えた。山下さんは「日本代表として全員で結果を出せるような戦いをしてきたい。優勝を目指したい」と意気込む。富澤さんは「昨年の熱気球日本選手権2位の実績を自信に変えて戦ってきたい。渡航費用などを賄うクラウドファンディングでは170人以上から支援をいただいたので、若いバルーニストで好成績を勝ち取り、日本の気球界を盛り上げていきたい」と意欲を見せる。

 2人は8月6日に日本を出発し、8月18日に帰国後14日間の待機期間を予定している。クラウドファンド支援募集は7月29日まで受け付ける。

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