巡回展「ウルトラマン55周年 TSUBURAYA EXHIBITION(ツブラヤ エキシビション)」が3月20日から、佐賀県立美術館(佐賀市城内1)で開催される。
「ウルトラマン」巡回展で、ウルトラ6兄弟が一堂に会する第1ゾーンの様子
1966(昭和41)年の「ウルトラQ」を皮切りに制作されてきた「ウルトラマン」シリーズの放送55周年を記念し、「円谷プロダクション」(東京都渋谷区)が企画した。同社ライブエンターテインメント事業部で、今回の企画展を担当する渋谷征代加(ゆたか)さんが佐賀市出身だったことから、最初の開催地を佐賀県に決めたという。
「想像から創造へ」をテーマに開催する同展では、撮影で実際に使われたアイテムや映像、VR体験などで現代まで続く「ウルトラマン」シリーズの作品や歴史を紹介する。会場内は、「ウルトラマン」シリーズ生みの親・円谷英二と映画業界、ウルトラマンと地球の「出会い」を紹介する第1ゾーン、歴代ウルトラマンの設定画やアートワークスのほか、「ウルトラマン」シリーズに関連する国内外の漫画やアニメ作品などを紹介する第2ゾーン、「ウルトラマン」シリーズの世界をアトラクションや映像で体感出来る第3ゾーンで展開する。
第2ゾーンでは「ウルトラマンガイア」など「平成ウルトラマンシリーズ」のデザインを担当したデザイナーの丸山浩さんが同展のために描き下ろしたアート作品2点を展示するほか、第3ゾーンでは「ウルトラマンZ」に登場した怪獣・レッドキングとの必殺技シーンを再現できるフォトスポットも用意する。
渋谷さんは「誕生から55年ということもあり、おじいちゃん、お父さん、子どもたちの3世代で楽しめる企画展。円谷プロの『いつまでも新しいウルトラマンを』という思いと歴史が詰まった展示になっているので、ぜひ来場していただき、自分の知らない時代のウルトラマンのことを知り、驚きやワクワクを感じてほしい」と話す。
開館時間は9時30分~18時(最終入場は17時30分)。入場料は、大人=1,500円、中学生以下=800円。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。5月9日まで。