佐賀・熊の川温泉「ちどりの湯」(佐賀市富士町上熊の川)で4月9日・10日、18周年を記念した「創業祭」が開催される。
嘉瀬川沿いにある熊の川温泉街を少し上った山小屋風の施設「ちどりの湯」
天然ラドンを多く含み、源泉がぬるく、古くから湯治場として親しまれる同温泉の「ちどりの湯」は1998年4月、当時の富士町と地元 湯の原地区が開いた。日帰り入浴施設のため地元客の利用が多いが、三瀬トンネル経由の道路アクセスの向上で福岡市内からの来場も増えている。また昨年9月から、近隣の古湯・三瀬の温泉郷の10の旅館・温泉施設と組んで発行している「ぬる湯手形」(1,200円で3軒利用可)も好調という。
「普段使いの温泉」として地元の人に感謝したいと初めて企画した創業祭。当日は11時~18時、来場者に入浴券や食事券などが当たる抽選会を行い、西山田農園(佐賀市大和町川上)の協力で、しし汁も振る舞う(先着100人)。
同施設代表の田篭正廣さんは「ぬる湯手形での利用や湯治を目指して遠方からも来てもらっているが、地域の方々と普段着のお祝いをしたい。熊の川温泉のぬる湯と地元の会話を楽しみに来てほしい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~22時。第3木曜定休。入浴料は、大人=500円、子ども=300円。5月3日~5日には「端午の節句 しょうぶ湯」サービスも予定する。