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佐賀でデジタルコンテンツ人材育成セミナー 「地域活性につながる事例」伝える

講演する「デジタルハリウッドSTUDIO米子」の平尾貴志さん

講演する「デジタルハリウッドSTUDIO米子」の平尾貴志さん

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 佐賀市のシアターシエマ(佐賀市松原2)で4月8日、地域のデジタルコンテンツ人財育成をテーマにしたセミナーが開かれた。

地域人材セミナーの様子

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 IT・デジタルコンテンツの人材養成スクール「デジタルハリウッドSTUDIO佐賀」の4月23日の開講に先立ち開いた同セミナー。会場にはこの日、産業人材に関わる行政関係者やデジタルコンテンツ関連事業者約40人が集まった。

 セミナーでは、鳥取県米子市で2012年から「デジタルハリウッドSTUDIO米子」を運営するクレイドの平尾貴志社長が人口14万9000人の米子市でのデジタルコンテンツスクール運営と卒業後の仕事につながる仕組み作りへの苦労と実績を話した。

 平尾さんは「開講当初は生徒が集まらない時期もあり、カリキュラムを米子のニーズに合わせて改めることで、生徒が定着するようになった。卒業生も仕事を待つ人が多かったため、卒業後のサポート体制を整えて就職率なども向上してきた」と話したほか、「主婦を中心とした卒業生が立ち上げたフリーランスデザーナー集団『米子コンテンツ工場』が学びと制作と発信を積極的に行うようになってから地域の中での存在感が高まり、多くの案件の依頼が来るようになった」と現在の成果を報告した。

 続いて登壇した佐賀県産業人材課の北村和人副課長は、地方でコンテンツ産業を創るための現状と取り組みについて話し、佐賀県の経営革新の取り組みが進んでいることや県内の複数のIT・ベンチャー企業の実績を例に、「県内でもコンテンツ制作人材が不足している。これをカバーすべく民間と共に取り組み、さらに佐賀から首都圏へのコンテンツ発信を目指したい」と呼び掛けた。

 同校は現在、開講に向けた説明会や体験授業の予約を受け付けている。問い合わせは同校(TEL 0800-200-4044)もしくはウェブサイトにて。

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