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佐賀の若手劇団「佐賀さわげ」が初の配信公演 コロナ禍の今が舞台の異世界ミステリー

「ノストラダムス」出演メンバー

「ノストラダムス」出演メンバー

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 佐賀の若手劇団「佐賀さわげ」が10月4日、第6.5回公演「ノストラダムス」を同隊ユーチューブチャンネルで配信する。

ユーチューブ「佐賀さわげ」チャンネルで公開する「ノストラダムス」メインビジュアル

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 新型コロナウイルス感染症拡大により延期した、当初9月に予定していた舞台公演の代替として、同隊初のオンライン公演として開催する。代表の鷹巣将弥(しょうや)さんは「劇団公式ユーチューブチャンネルを生かした映像表現ができないかと考えていた。メンバーからもさまざまなアイデアが出たことから今回の公演に踏み切った」と話す。

 ストーリーは、主人公で「佐賀さわげ」メンバーの吉光志穂さんが生配信イベント中に突如姿を消したメンバーたちを探す中で、正体不明の「仮面の男」と出会う異世界ミステリー。脚本を担当した「猫舌だけど知覚過敏。」さんは「誰も頼れる人がいない中、『仮面の男』と出会うことで自分の不安や葛藤を見つめ直す主人公。その姿を通じて、観客が『フィクションから現実を見つめ直す』ことができれば」と話す。

 鷹巣さんは「見どころは、見せ方の工夫。あらかじめ撮影した映像とリアルタイム配信を組み合わせ、配信会場を屋内外フルに使う。撮影ツールに配信アプリ「ズーム」を使い、さまざまな視点の映像を組み合わせたテレビドラマのような映像を楽しめるように工夫した」と話す。

 本人役で主演を務める吉光志穂さんは「今回初めて主役に指名されて、とてもうれしかった。初の配信公演でもあり、自分に主演が務まるか不安も感じたが、稽古を重ねて少しずつ乗り越え『負けてられない』と感じるようになった。脚本担当の『猫舌』さんとたくさん話し合い、自分がコロナ禍で感じた不安や葛藤、希望をたくさん詰め込んだ。コロナ禍で悔しく、もどかしい思いを味わった人が共感できる主人公を演じるので、ぜひ見てほしい」と呼び掛ける。

 配信時間は14時~15時。

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