NBCラジオ佐賀(佐賀市本庄町本庄)が放送する連続ラジオドラマ「わたしのとなり」の主役OLと「守護霊」が新展開を迎え、現場では終盤の脚本作りに苦労している。
監督・脚本・出演もする「NBCラジオ佐賀」ディレクター 武藤和行さん
「昔から何か決めごとをする時、虫の知らせでなぜか分からないけどうまくいく」という26歳のOL五代結花が、ある事故をきっかけに自分が守護霊と出会うことから始まるファンタジードラマ。4月2日から毎月第1・第3土曜、同局のワイド番組「NBC R40」の中で12時30分ごろから約8分間放送される。
「映画を見ているような感覚のドラマを作りたい」と同ワイド番組のディレクターを務める武藤和行さんがドラマを企画、脚本と監督も自ら担当する。新たな魅力を発信したいと放送リポーター「Skippy」の中島佑子さんを五代結花役に起用した。配役ではほかに、番組出演パーソナリティーからも協力の手が挙がったが、リスナーに声の印象が少ない配役をそろえたいと、脇役のほとんどを営業や事務社員などに依頼した。武藤さんも脇役として出演するほか、Skippyの川浪沙貴さん・小野原睦さんも重要な役で出演するという。
全12回予定中、6月4日に第5話の放送を終えた同作は、ワイド番組中に放送されることもあり、番組パーソナリティーの上荒磯勇さん・田代奈々さんをはじめリスナーからの反応も良いという。「ドラマ放送中のスタジオの様子は怖くて見たくない」と語りながら、次回につながるストーリーにしたいと考える武藤さんの脚本作りは、イメージ膨らみすぎて脚本が遅れがちという。
武藤さんは「以前からずっとやりたかったことで、多くのスタッフに協力してもらいながら毎回ドラマを仕上げている。再放送の問い合わせもあるなどうれしく思う。若い人にラジオに触れてもらうきっかけになるよう制作を続けたい」と意欲を示す。
次回、第6話は6月18日12時30分ごろ放送。9月まで全12話の予定。