佐賀大学(佐賀市本庄町1)で現在、「佐賀環境フォーラム」を開催している。
佐賀市と同大学が連携し、環境問題の知識と理解を行動に結び付けようと2001年10月に始まった同フォーラムは今年で16年目。同大の学生と市民が一緒に講義や体験講座、見学会やワークショップを通じて環境を学ぶ。
今回は、同大の教授に加え、企業から講師を招き、全12の講義に加えて、大学内のごみ分別状況調査を通じて循環型社会を学ぶ講座、佐賀市内の川を巡って水生生物調査を行う体験講座、清掃工場などの見学会、研究やインターンシップを通じてグループ毎に研究成果発表するワークショップなど。
5月19日は、「佐賀大学学生の環境活動」をテーマに学生約40人と市民約10人が参加。「シックスクール」「環境教育」「水環境」、自転車移動や旅を提案する「チャリツーリズム」の研究発表、「循環型農業」「地球温暖化」「環境推進」の活動団体紹介が行われ、これまでの活動成果を発表した。
同フォーラム事務局を務める「佐賀大学総合分析実験センター」の兒玉宏樹准教授は「学生と市民が共に学ぶこのフォーラムを通じて、つながりを深めたり、ワークショップがきっかけで法人化したりした団体もある。市民との活動で社会のルールをいち早く学べると学生も参加している。今年も有意義な講義と活動にしていきたい」と話す。
開講日は、6月9日・16日・23日・30日、7月7日。受講料は1講義=500円。申し込みは当日会場で受け付ける。