佐賀のビジネススクール、3年ぶり再開へ 討議型授業「ケースメソッド」展開

「ビジネススクール鳳雛塾」受講者の発表の様子

「ビジネススクール鳳雛塾」受講者の発表の様子

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 佐賀商工ビル(佐賀市白山2)に4月20日、大学・社会人対象の起業支援塾「ビジネススクール鳳雛塾(ほうすうじゅく)」が3年ぶりに開講した。運営は、起業者の支援・育成を手掛けるNPO「鳳雛塾」(佐賀市本庄町1、TEL 0952-28-8959

ビジネススクールを運営する「鳳雛塾」スタッフ

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 同NPOは1997年、「佐賀県の助成制度やインキュベーション施設、高速インターネット回線などのインフラ整備を活用して面白いことに挑戦するプレーヤーを増やしたい」と、佐賀県、佐賀市、佐賀銀行と共同で立ち上げた「SAGAベンチャービジネス協議会」が前身。

 ビジネススクールは1999年10月に第1期を開講し、これまでに250人を越える生徒が卒業。同NPOスタッフによると、卒業生の中には、自社を上場企業にまで育てた経営者や、地域経済を担う企業の幹部など県内外に優秀な人材を送り出したという。

 現在は、小学生向けの店舗運営企画「キッズマート」、中学生高校生向けに「職場体験」「ビジネスプランコンテスト」など、佐賀市を中心に約40校でキャリア教育事業を展開している。

 2013年3月以来3年ぶりに開講した同スクールは、第15期として全5回講座で構成する。講座1回目は、慶應義塾大学ビジネススクールなどで採用されている討議型授業「ケースメソッド」の手法を使い、講師の秋満直人さんが受講生10人の意見や考えを引き出しながら授業を進めた。

 運営事務局の竹内壽慶さんは「過去に多くの優秀な受講生を送り出せたのは、ケースメソッドという受講生参加型の仕組みと受講生同士で議論できることにあると思う。今回久しぶりに開講できたので、受講生とともに有意義な塾にし、今年は秋以降の継続開催を目指したい」と意気込む。

 現在、5月18日、6月3日・18日・29日の受講生を募集している。受講料は各2,000円。申し込みは同NPOまで。

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