新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となった「さが桜マラソン2020」の開催日だった3月22日、SAGAサンライズパーク(佐賀市日の出2)周辺には「参加賞Tシャツ」を着たランナーがマラソンコースを走る姿が見られた。
「さが桜マラソン」は、佐賀新聞社、佐賀陸上競技協会、佐賀県、佐賀市、神埼市が主催、佐賀陸上競技協会が主管し開催している。2013(平成25)年から実施するフルマラソンは日本陸上競技連盟の公認を受けている。
今年の大会は、3月22日9時にSAGAサンライズパーク前の国道263号線をスタートし、佐賀城本丸歴史館(城内2)前、吉野ケ里歴史公園(神埼市)内や多布施川沿いを走り、SAGAサンライズパークをゴールとする42.195キロのフルマラソンに8500人、9.8キロのファンランに1500人のランナーが参加予定だったが、2月28日、大会の中止を発表した。
開催予定だった当日朝、SAGAサンライズパーク付近には「参加賞Tシャツ」を着たランナーが30人ほど集まり、フルマラソンと同じコースを走ろうと各自でスタートを切る姿も見られた。ネット上には、実際のコースを走りながらツイートする様子や、佐賀以外の各地で「『参加賞Tシャツ』を着て走っている」などと報告する様子も見られた。