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佐賀県公文書館が所蔵資料展 「テレビ・ラジオ放送の昭和史」テーマに

佐賀県公文書館所蔵、「UHF放送記念座談会」がテーマの1969(昭和44)年3月15日付佐賀新聞記事も紹介する

佐賀県公文書館所蔵、「UHF放送記念座談会」がテーマの1969(昭和44)年3月15日付佐賀新聞記事も紹介する

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 所蔵資料展「さがのテレビ・さがのラジオ -佐賀から発信!ローカル放送の昭和史-」が現在、佐賀県庁南館(佐賀市城内1)の「佐賀県公文書館」で開催されている。

NHK佐賀放送局とサガテレビの開局に合わせ、県有地を譲渡した際の資料など展示の様子

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 同館では、佐賀県が誕生した1871(明治4)年以降に県が作成・取得した公文書等を保管している。資料総数は2018(平成30)年度末時点で4万6,678冊。そのうち歴史的価値がある1万8,294冊を一般公開、閲覧できるようにしている。佐賀県の歴史などに興味を持ってもらい、同館にどのような資料があるのかを知ってもらうため、年に数回、特定のテーマに基づく展示を行っている。

 開催中の同展では、昭和の放送の歴史をたどりながら、地域内の固定電話と放送設備を兼ねた「有線放送電話」や放送を普及させる「文化キャラバン」の取り組み、八幡岳中継所(唐津市相知町)の建設、NHK佐賀放送局(城内)とサガテレビ(城内)へ県有地を譲渡した際の資料を紹介する。1969(昭和44)年3月の佐賀新聞特集記事「UHF放送記念座談会」をA0サイズに拡大した版や、テレビ・ラジオ各局から提供を受けた昭和期の写真もパネル展示する。

 同館の楢崎直子さんは「地元テレビ局開局50年を意識して、当館の保管資料と各放送局からの写真や報道資料を合わせた展示を企画したが、テレビ局の開局時に土地の譲渡や道路の付け替えがあったことを知ったなど思わぬ発見もあった。当時の写真を懐かしんでもらう方もおられるので、見に来てほしい」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。月曜休館(2月24日は開館、翌日休館)。入場無料。3月29日まで。

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