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佐賀の熱気球チームが3機目の自作新気球 海外から材料取り寄せ縫製作業

「BT FLY ONE」の自作新気球「颯」

「BT FLY ONE」の自作新気球「颯」

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 佐賀の熱気球チーム「BT FLY ONE(フライワン)」がチーム3機目の自作熱気球「颯(はやて)」を完成させ、6月2日、嘉瀬川河川敷で立ち上げを行った。

「BT FLY ONE」メンバー

 1981(昭和56)年に熱気球活動を始めたチーム代表の川副薫さんは、一般的にはメーカーから購入することが多い熱気球を、30年以上前から「自作したい」と思い、過去には高さ2メートルほどのモデルバルーンも製作したこともあったという。川副さんはミシン店の店主で、熱気球の輸入販売や修理を手掛けるメンバーもチームにいたことから、皆で気球製作に取り組むことを決めた。

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 既存気球のデザインを元に型紙から製作、チームで決めたデザインを元に海外メーカーから球皮など材料を取り寄せカットや縫製作業を経て、2006(平成18)年にチーム初の自作気球「アラジンと魔法のランプ」を完成させた。2011(平成23)年に2機目の気球「絆」を完成させ、今回の気球が3機目となる。

 今回の気球「颯」は、昨年9月2日に気球の布部分に当たる「パネル」の型の確認に始まり、休日を中心にメンバーが集まり、カットや縫製作業を続け9カ月かけて完成させた。新気球は、紺・青・黄・白・黒・グレーを組み合わせた配色で、高さは約20メートル、サイズは1950立方メートル。

 6月2日朝、チームメンバーが集まり球皮の縫い合わせなどに問題がないかと確認する立ち上げを行い、メンバーは製作での苦労を思い出しながら、新気球完成の喜びを分かち合った。

 川副さんは「過去には大学生の熱気球部が自作気球を製作することはあったが、社会人チームで自作気球製作に取り組むところはほとんどないと思う。いろいろな職種が集まるチームメンバーのおかげで、今回も完成度の高いものを作り上げることができて、改めてチームの結束にもつながった。『颯』の下の部分の凝ったデザインに苦労させられたことはあったけど、立ち上げてみるとすごいなと思った」と話す。

 新気球「颯」は今後、日本気球連盟の機体登録などの手続きを経て、早ければ今月中旬までの佐賀エリア初夏フライトシーズンで初飛行させたいという。

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