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佐賀でドキュメンタリー映画の自主上映会 映画館開設を目指す男性が初企画

「映画自主上映団体シネマROKA」代表の古川聡史さん

「映画自主上映団体シネマROKA」代表の古川聡史さん

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 鳥栖市在住の会社員で「映画自主上映団体シネマROKA(ロカ)」代表の古川聡史さんが企画する映画自主上映会が4月25日、ライブハウス「ラグ・ジー」(佐賀市松原3)で開かれる。

上映作品の1本、ドキュメンタリー映画「精神」

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 高校の頃から映画館に映画を見に行くことが好きだったという古川さんは、ネットやテレビで映画を見ることができる時代だからこそ「映画館シーン」を盛り上げるために将来、映画館を作りたいと考えており、「シエマ」(佐賀市松原2)や「シネマ5」(大分市)、「シネマ尾道」(尾道市)などの映画館にも足を運び構想を膨らませている。

 「居ても立ってもいられなくなった」という古川さんは「ともに映画を見て作品を感じる」場作りの第一歩として、バンド活動をしていた学生時代にライブで世話になった「ラグ・ジー」の協力を得て、初めての自主上映会を企画した。

 上映するのは、これまでタブーとされてきた精神科にカメラを入れ「こころの病」と向き合う人々が織り成す悲喜こもごもを鮮烈に描いたドキュメンタリー映画「精神」と、大手メーカーの派遣社員だった監督自身の日常やマスコミから受けた取材の様子を記録したドキュメンタリー作品「遭難フリーター」の2作品。「精神」はうつ病だったという古川さんの過去の経験とリンクする部分が多く、古川さんは「とはいえ、重苦しい映画ではないので、ぜひ見てほしい」と話す。会場には作品に関する展示と、来場者に軽食を用意する。

 古川さんは「映画館で映画鑑賞は、映画館に行く前から見て帰るまでのそれぞれの瞬間にワクワク感がある。情報あふれている今だからたまには情報を遮断して、映画を見るという場を作りたい。今後も映画上映会を続けながら、ライブもできてカフェもあるような映画館作りを目指すのか、映画を見てもらう場を作ることを目指すのかを見極めていきたい」と話す。

 19時上映開始。入場料は1,000円(要ワンドリンクオーダー)。問い合わせは古川さん(TEL 080-3985-5120)まで

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