佐賀バルーンミュージアム(佐賀市松原2)で1月13日、「佐賀バルーンファン感謝祭」のトークライブ「2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタをチャンピオンと振り返る」が開かれた。主催は佐賀バルーンミュージアム運営会議。
トークライブに来場者の前で「バルーンのパイロットになりたくなった」と感想を話す子ども参加者
昨年10月31日~11月4日、佐賀市嘉瀬川河川敷で開催された大会で実施した熱気球競技部門「第32回パシフィック・カップ」で4年ぶり、「第35回熱気球日本選手権」で3年ぶりに優勝した栃木県の藤田雄大選手を迎え、熾烈(しれつ)な上位争いの中迎えた最終日の競技フライトを中心に、当日の気象状況の変化を踏まえ、藤田選手がどのように考えフライトしたのかを当日のデータや動画を見ながら振り返った。
トーク後半では、昨年8月にオーストリアで開催された「第23回FAI熱気球世界選手権」で課題を残す結果となったという藤田選手が1月、熱気球競技世界一を目指し世界へ飛び出し活動するプロジェクト「PUKAPUKA(プカプカ)」を立ち上げた経緯の話になった。今後は、佐賀、栃木県渡良瀬、長野県佐久、岩手県一関、三重県鈴鹿で開催する熱気球5大会のシリーズ戦「熱気球グランプリ」への出場に加え、スペインのイグアラダやカンボジアで熱気球ライド(体験)パイロットとしてフライト経験を重ね、修業を積みたいと今後の気球活動についての思いを語った。
今回、小学生などの参加もあり、トーク最後の記念品抽選会の中で進行役から感想を求められると「藤田選手のような熱気球パイロットになりたい」と話した子どもも数人おり、会場を和ませた。
最後に藤田選手は「これまでも佐賀は毎年来ていたが、妻の実家もある佐賀にはこれまで以上に関わることが多くなると思うので、(佐賀のバルーニストの皆さん)よろしくお願いします」と締めくくった。