壁画とライブペイントのアーティストのミヤザキケンスケさんが世界各地で現地の子どもたちと壁画を描くプロジェクト「Over The Wall(オーバー・ザ・ウォール)」のエクアドルでの活動報告会が11月3日、「佐賀県国際交流プラザ」(佐賀市白山2)で行われる。
エクアドル×日本国交100周年記念「日本祭り」の中で現地の子どもたちと制作したラッピングバス(提供=Over The Wall)
佐賀市生まれのミヤザキさんは2006年からケニアで「壁画プロジェクト」を始動。現地の人々と共同で作品に取り組むスタイルを年間通じた活動にしようと2016年、「Over The Wall ―世界壁画プロジェクトー」を立ち上げた。「絵を通して世界をつなげる」をテーマに年に一度、1カ国につき一つの壁画を描くプロジェクトをケニアや東ティモール、ウクライナで行った。
4カ国目となる今年、エクアドルを訪れたミヤザキさんは8月21日に日本を出発。9月1日から3週間現地で活動を行い、9月23日、日本に帰国した。
報告会では、エクアドルと日本の国交100周年を記念した「日本祭り」で行ったラッピングバス制作の過程や、キト市の女性刑務所で壁画を描いた時の話、ハラミホ市で開いた子ども向けワークショップの様子を報告するほか、エクアドルの子どもたちが描いた絵も展示する。
ミヤザキさんは「エクアドルでのプロジェクトは、国交100周年ということもあり2年前から綿密に計画を立てた。ハプニングも少なく、心から楽しむことができた。現地の方々にもとても喜んでもらえたので、その喜びを佐賀の皆さんとシェアできれば」と話す。
開催時間は14時30分~17時。入場無料。