グリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタ15人が10月7日~10日、佐賀県内で合宿「SAGA SANTA SUMMIT(サガサンタサミット) 2018」を行った。
「日本唯一の公認サンタ」というパラダイス山元さんが、有田焼窯元のれんが造りの「煙突」が「プレゼントを届ける際の侵入訓練に最適」と、有田町など佐賀県内での合宿開催を呼び掛けたことから実現した同企画。ノルウェー、アメリカ、デンマーク、フランス、イギリス、カナダ、香港、日本の国や地域から15人のサンタクロースが参加した。
サンタたちは7日、羽田空港から空路で佐賀県入り。空港に集まった子どもたちにお菓子を配り、写真を撮るなどして交流した。
翌8日から、サンタたちは佐賀市で高所トレーニングにあたる「熱気球搭乗体験」、有田町・有田焼窯元での「煙突のぼり体験」、肥前夢街道(嬉野市)で「忍者」スタッフから「住人に気づかれずにプレゼントを配る技術」の訓練、鹿島市の有明海でガタスキー体験、祐徳稲荷神社(鹿島市)で安全祈願、佐賀大学医学部付属病院こどもセンター(佐賀市)訪問を行い、県内各地を飛び回った。
合宿最終日の10日は佐賀県庁を表敬訪問し、山口祥義佐賀県知事に合宿の成果を報告した。サンタたちは「ガタスキーが面白かった」「優しい人が多く、幸せな気分になった」などと話した。パラダイス山元さんは「佐賀とサンタクロースは相性がよい。世界のサンタに見せたいと思っていた佐賀の風景がこの合宿で見事にはまった。今後は世界中のサンタを佐賀に集めたい」と山口知事に提案した。
10日午後、公認サンタ15人は佐賀空港から帰路についた。合宿を終えたサンタたちは今年も、クリスマスに各国で子どもたちにプレゼントを配る予定という。