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佐賀市在住のNPO職員がウガンダの現状を報告 元子ども兵の成功事例も

元子ども兵のオコト・ジョセフさんが製作した衣服を紹介する島彰宏さん

元子ども兵のオコト・ジョセフさんが製作した衣服を紹介する島彰宏さん

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 認定NPO法人「テラ・ルネッサンス」佐賀事務所(佐賀市呉服元町2)の活動報告会「テラ・カフェ in 佐賀」が10月16日、佐賀国際交流プラザ研修室(佐賀市白山2)で開かれる。

島彰宏さんとオコト・ジョセフさん

 佐賀事務所の島彰宏さんが今年3月から開催する報告会の6回目。今回は、「元子ども兵が教えてくれたこと -アフリカ出張報告・ウガンダ編-」と題し、8月にウガンダを視察した島さんが、ウガンダの現状や同NPOの現地での活動状況などをリポートする。

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 島さんによると、ウガンダには1980年代に端を発した内戦の際、反政府武装勢力に誘拐された少年が多数戦地に送り込まれたという。同NPOは「元子ども兵」を支援する活動を行っており、「物資の供給など経済的な支援に加え、彼らの『自立』を促すことが重要な役目」と話す。

 今回の現地訪問で島さんが出会ったオコト・ジョセフさんも元子ども兵の一人。「戦闘中に足を負傷したジョセフさんの心のケアから始まり、彼が手に職をつけて自立するまでの支援を現地の職員が行ってきた」と島さん。ジョセフさんは裁縫に生きがいを見いだし、職業訓練を経て自作の衣服を販売する店舗を立ち上げ、洋裁講師を勤めるまでになったという。

 「ジョセフさんはとても明るく、話してみると彼がすごく前向きに生きていることが伝わってきた。自分にできることを夢中でやれば、豊かな生活を送ることができると実感した。争い事は『欠乏感』から起こる。彼のように、みんなが物心両面で豊かになれば、紛争地域における『負のサイクル』が断ち切れるのではと思った」とも。

 「日本から遠く離れたアフリカの国で何が起こっているのか、佐賀の人にも知ってほしい。ジョセフさんのように一人一人に未来をつくる力があるということ、一つの小さな行動の積み重ねが大きなうねりを生むという『微力だけど無力ではない』ということを伝えたい」と意気込む。

 開催時間は19時~20時30分(18時30分開場)。参加費は500円。問い合わせは同事務所(TEL 090-9615-7586)まで。

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