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佐賀市中心街にオランダとの交流拠点 オランダ人クリエーターによる創作活動公開も

「オランダハウス」開設に関わったクリエーター

「オランダハウス」開設に関わったクリエーター

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 佐賀中心市街に3月17日、デザインを通じたオランダと佐賀の交流拠点「オランダハウス」がオープンした。

「ダッチギャラリー」外観

 1868年の明治維新から150周年を記念し、佐賀の幕末維新史に関連する展示やイベントを、佐賀市など県内各所で同日から来年1月14日まで展開する「肥前さが幕末維新博覧会」の一環で開設した同施設。幕末維新期においてオランダが佐賀の近代化に大きな影響を与えたことと、2016年にオランダ大使館と佐賀県が「クリエイティブ連携・交流協定」を結んだことから、双方の交流の歴史を顕彰し、デザインやアート、食、水辺などの文化を通じてつながりを深め、未来の創造を目指すという。

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 同施設は「ダッチギャラリー」「シュガーロードマーケット」「水辺テラス」の3つで構成する。1934(昭和9)年に建てられた旧佐賀銀行呉服町支店を改装した「ダッチギャラリー」では、オランダ人クリエーターが佐賀市内に滞在しギャラリー内での創作活動を公開する「アーティスト・イン・レジデンス」を展開。オランダの出版社「スタジオ・ザ・フューチャー」がコーディネートしたクリエーターらが交代でワークショップや作品展示などを行う。そのほか、オランダと佐賀の文化交流史を伝える常設展示、「オランダのものづくりとものがたり」をテーマとしたミュージアムショップも用意する。

 ギャラリー西側の「わいわい!!コンテナ2」に設けた「シュガーロードマーケット」は、鎖国下の江戸時代における西洋との窓口だった長崎出島を起点に長崎街道を通じて西洋の菓子文化が伝わったことから名付けた街道の別名「シュガーロード」にちなんだカフェ。オランダの伝統菓子「アップルタルト」(380円)、「ストロープワッフル」(170円)のほか、コーヒー、紅茶(以上250円)などのドリンクメニューをそろえる。テラスに約20席を用意する。

 ギャラリー南側の裏十間川とそのあぜには、「水脈で発展した街」というオランダと佐賀の共通点にちなみ、船着き場のある「水辺テラス」を整備。毎週土曜には和船やカヤックに乗る体験ができる(要予約、体験料500円)ほか、マルシェなどのイベントを予定する。

 佐賀県地域交流部国際課企画担当副課長の本多勝彦さんは、「オランダとの交流を通じて、改めて佐賀を見つめ、新たな魅力の発見につなげる場にしていきたい」と話す。

 開館時間は10時30分~18時30分(4月~9月は20時まで)。入場無料。来年1月14日まで。

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