「GOFUKU Local & Gift(ゴフク・ローカル・アンド・ギフト)」(佐賀市呉服元町8、TEL0952-37-0743)が8月11日、佐賀中心市街にオープンした。
「佐賀の発信がライフワーク」という写真家・水田秀樹さんが、佐賀の農家や陶磁器の窯元の現場の撮影などで出合った工芸品や食品をセレクトして販売する同店。「佐賀には都会のような刺激は少ないが、あえてこの地を選び、志を持って活動している生産者たちが生み出すものの発信を、クリエーター仲間とともに支援できたらと思った」と振り返る。店を構えた呉服元町の「ごふく」と生産者とクリエーターが「互いに福」(=ごふく)をもたらす拠点にしたいと店名に意味を込めたという。
店舗面積は51.25平方メートル。商品ラインアップは、テキスタイルの技術を生かして絵付けを行う有田焼のブランド「MOTIF(モチーフ)」(有田町)、グラフィックデザイナーから転身した作家によるブランド「器とデザイン」(有田町)、原料栽培から生産まで一貫して手掛ける「名尾手すき和紙」(佐賀市)などの工芸品、「川原食品」(佐賀市)の「柚子(ゆず)こしょうパウダー」、相川製茶補(嬉野市)の「パンに合うお茶」「ミントほうじ茶」「ゆず紅茶」などの食品をそろえる。「見た目だけではわからない、ものが生まれた背景や生産者の横顔も伝えられたら」と、水田さんが撮影した写真にコメントを添えたボードと共に並べる。
水田さんは「今後、例えばノリ漁の写真のポストカードとパッケージにもこだわったオリジナル商品をセットにするなど、当店ならではの組み合わせでギフトを提案していきたい。クリエーター仲間とのつながりを生かして商品開発やワークショップなども行い、佐賀を発信する拠点にできたら」と話す。
営業時間は10時~16時。