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佐賀の動物油脂加工品メーカーが「イノシシ脂」の情報募集 有害鳥獣の有効活用に意欲

「ぼたん油」を手にする「忠兼総本社」の百田忠兼社長

「ぼたん油」を手にする「忠兼総本社」の百田忠兼社長

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 動物油脂加工品メーカー「忠兼総本社」(佐賀市高木瀬町長瀬、TEL 0952-32-6905)が現在、化粧品「ぼたん油」の原料となる「イノシシの脂(あぶら)」の調達情報を募集している。

イノシシ脂から作った「ぼたん油」

 馬油を使った化粧品の製造販売会社として1989年に創業した同社。馬油の卸販売、馬油クリーム、馬油オイル、馬油化粧水、馬油日焼け止めなどの製造販売を行ってきた。

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 百田忠兼社長によると、2014年ごろから「馬油ブーム」の後押しがあり、売り上げは増えたが、原料不足に悩まされたことから、自社の製造設備を活用して馬以外の動物から油脂を取り出し製品化することを検討。イノシシの捕獲と有効活用に取り組む武雄市の加工センターから背脂や内臓脂の提供を受け「ぼたん油」を作ったという。同商品は昨年、佐賀県などが主催したビジネスプランコンテストで優秀賞を受賞した。

 「駆除後の有害鳥獣の有効活用も兼ね、地域貢献にもなる」と百田社長は同商品の生産拡大を考えたが、脂を取り出せるイノシシの数が多くないため、地元以外でも求めることにしたという。

 百田社長は3月に岐阜県郡上市で開催された「第2回日本猪祭り」に参加。現在、獣肉処理業者とも情報交換し、イノシシ脂の安定供給の方法を探っているという。

 百田社長は「当社の製造設備を活用してイノシシだけでなく、新たな動物油脂の化粧品を作りたいと考えており、エミューでまちおこしをしている基山町からエミューの脂も取り寄せた。イノシシも安定供給を目指し、質の高い化粧品を多くの人に届けたい」と意欲を見せる。

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