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佐賀県立美術館で「ホキ美術館名品展」 作家27人の写実絵画70点

ホキ美術館館長の保木博子さん(中央)、東京藝術大学客員教授の安田茂美さん(右)、松井文恵さん(左)

ホキ美術館館長の保木博子さん(中央)、東京藝術大学客員教授の安田茂美さん(右)、松井文恵さん(左)

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 佐賀県立美術館(佐賀市城内1)で3月29日、写実絵画専門美術館のコレクションを紹介する「ホキ美術館名品展」が始まった。

石黒賢一郎さんの作品「SHAFT TOWER(赤平)」

 東京藝術大学客員教授の安田茂美さんによると、写実絵画は画家が見たままに描く表現技法で、1点のレンズから見た写真と違い、人間の2つの目で見たままを描く絵には、写真のように緻密である上に、遠近感や被写体に当たる光の陰影など、奥が深い世界という。

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 医療用製品メーカー「ホギメディカル」(東京都港区)創業者の保木将夫さんは、写実絵画のコレクターとして知られる。年2回、自宅で作品公開してきたが、観覧者が増えてきたことから、常設展示の場を作ろうと2010年11月、千葉市緑区に「ホキ美術館」を開いた。現在、約50作家450点の写実絵画を収蔵する。

 佐賀での展示会開催のきっかけは、2013年に開催した「第1回ホキ美術館大賞」館長賞に佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授の小木曽誠さんが受賞したことから。小木曽さんの元で写実絵画を学ぶ学生が増えていることを聞き、コレクションを見てもらおうと開催を決めたという。九州での開催は今回が初めて。

 同展では、小木曽さんを含む27人の70作品を展示する。安田さんは「1年に数点しか描くことができないほど、画家が時間をかけて1枚の絵と向き合い、こつこつと緻密につくりあげた作品をじっくり感じてほしい」と話す。

 4月1日は出展作家が来館するほか、小木曽誠さんと塩谷亮さんのギャラリートークを行う予定。

 開館時間は9時30分~18時。月曜休館。入場料は、大人=1,200円、中高生=800円、小学生以下無料。5月14日まで。

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