
カフェレストラン「時折」(佐賀市大財1、TEL 070-5691-4770)がオープンして、9月8日で1カ月がたった。
カフェレストラン「時折」の料理「佐賀牛のローストビーフ、黄身醤油とすき焼き風に仕上げ」
店主の森喜明さんは高校卒業後、佐賀駅近くのホテル内に当時あった和食店を皮切りに、小城市内の和食店や唐津市内の旅館などで調理を経験。「イタリアンを体験したい」とイタリアに渡り、現地の和食店に勤めながら、イタリアレストランで修業を積んだ。帰国後は一時、飲食の世界から離れたものの、福岡市内の百貨店内の和食店に勤めた後、福岡県内の食品製造販売会社に勤務。今回、会社勤めをしながら、佐賀で自分の店を開いたという森さん。「以前から自身で『何かやりたい』と思っていたが、母が亡くなったことで、早く行動に移すことに気持ちが動いた」と振り返る。古民家を改装した物件に出合い、8月8日にオープンした。
席数は15席。「疲れた心を料理で癒やす」をコンセプトに、和食をベースにしながら、フランス料理に近いものも提供。12時からは、フランスパンの間にチーズやハムなどの具材を挟んだサンドイッチ「カスクート」(700円~、スープセット=1,800円)やランチコース(3,000円~)に加え、カフェタイムとしてドリンクや軽食も用意。17時~21時はレストランとして、その時仕入れた食材を使い、コース(3,000円~8,000円)を提供。21時以降はバータイムとして、ワインなどを用意する。
森さんは「私自身が多くの量を食べることから、コースメニューも価格以上に品数や量を多く提供しているので、多くのお客さまに満足してもらっている。小さな店なので、一人でもふらっと入れる店にしていき、お客さま同士のコミュニケーションが生まれる店にもしていきたい。今後、子ども食堂や普段使わない2階スペースを開放し、子ども向けの塾など、子どもたちの心が豊かになる活動もしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は12時~24時。