
パン店「Boulangerie Durum(ブーランジュリ デュラム)」(佐賀市高木瀬西4、TEL 0952-20-7075)が8月11日、城北中学校近くにオープンした。
パン店「Boulangerie Durum」で販売するパンや焼き菓子、ドリンク
小城市でパン店「Pain sucre(パンシュクル)」(小城市小城町)を経営する「PANRISH」(同)の2店舗目。社長の坂井友太さんは大分県別府市出身。高校3年の時、将来の進路に悩んだ時に学校の売店のパンに気持ちを和ませてもらったことを思い出し、「人を幸せにさせるパンを提供したい」と、高校卒業後、大分県内のパン店に就職。その後、パンメーカーが経営するパン店で修業する中で2011(平成23)年に佐賀市に移った。複数のパン店での経験を経て、「たくさんの人に自分のパンを食べてもらいたい」と2018(平成30)年に独立し、パンシュクルを開いた。
今回、開いた「ブーランジュリ デュラム」は新たなブランドの店舗。坂井さんは「パンシュクルでまた提供できていないパンを展開したいと考え、温かみがあり、かわいいイメージの『パンシュクル』に対して、シックでスタイリッシュなブランドのパン店として『ブーランジュリ デュラム』を開いた。坂井さんによると、パンシュクルを開いた当初から2店舗目の構想を持っていたが、物件や運営体制が整わず、何度かの出店中止を経て7年越しに店を開いたという。
店内には、一番人気の「バターチキンカレーパン」(278円)や「ハートのクリームパン」(189円)、「明太フランス」(298円)など約60種類のパンを用意。パンシュクルで提供する同じ名称のパンでも配合を変えるなどして、それぞれの店で異なるパンを楽しめるようにしているという。2階にはイートインコーナー(カウンター13席、テーブル13席)を用意。「オーガニックコーヒー」「ココア」(以上、イートイン=303円、テイクアウト=298円)などのドリンクも提供する。
坂井さんは「朝はもちろん、昼からも行列ができるほど多くのお客さまに来店してもらい、パンシュクルも含めてこれまでに経験ない反響をもらっている。2階のイートインには充電用コンセントも用意しているので、当店のパンと共にゆっくり過ごしてほしい。過ごしやすい季節になったら、外のテラススペースでミニマルシェなどのイベントを企画したり、イートイン限定のメニューなども開発したりしたい。『佐賀にいろいろなパン店ができてほしい』という思いを自分でも形にするため、新たなブランドのパン店も構想していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は9時~18時。月曜定休(祝日の時は翌日休み)。