
カフェ「呉服茶屋」(佐賀市呉服元町、TEL 090-3175-0254)が7月24日、佐賀中心街の「656(むつごろう)広場」近くにオープンした。
店主の田中理弘(よしひろ)さんは福岡県大牟田市出身。佐賀大学卒業後、県内のメーカーに勤めていたが、西日本各地を巡る自転車旅行で訪れた京都で「21世紀型公民館」を呼ばれているカフェ「Social Kitchen(ソーシャルキッチン)」に出合ったことがきっかけで、「さまざまな人が集まり、新たな交流が生まれる公民館のような場所を佐賀に作りたい」と思うようになった。メーカー退職後、飲食店勤務を経て、佐賀市内のカフェ「LIFT COFFEE(リフト・コーヒー)」「need(ニード)」で店長を経験。店舗でのイベントなどを通じて人が集まる場所づくりへの手応えを感じるようになったという。
今回、店を開いたのは今年1月までカフェ&雑貨「シロネリ」として営業していた築100年以上の民家を改装した物件。「店舗物件を活用しないか」と提案があったことから運命を感じ、以前から思い描いていた「公民館のような場所」を目指したカフェの開業を決めた。
席数は、1階=店内12席・テラス4席、2階=テーブル・座敷合わせて16席。ランチメニュー(11時~14時30分)は、数種類のデリを組み合わせた「呉服デリプレート」と「スパイスカレー」(以上1,300円、ドリンク&スイーツセット=700円増し)。スイーツ単品のほか、コーヒーや茶、アルコールなどのドリンクメニューも用意する。
田中さんは「『呉服茶屋から新たな文化が生まれる』をキーワードに、『趣味のワークショップを開きたい』『チャレンジショップをやってみたい』など新たな仕事につながることや遊び場など、何かやりたい人と並走しながら、この『公民館』を盛り上げていき、呉服元町の一つのよりどころになれるようここを育てていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~24時(日曜は18時まで)。火曜定休。