日本酒とおばんさいを提供する「いさのみせ」(佐賀市唐人1)が6月5日、佐賀中心部にオープンした。
店主の伊佐涼子さんは、会社勤めをしながら週末など飲食店を開くなど食に関する活動をする人がいたことが知人にいたのがきっかけで、自身も会社勤めの傍ら昨年9月までの2年間、多久市内のカフェで月2回、日曜におばんざいの店を間借り営業していた。
伊佐さんにとって間借り営業は有意義だったが、月2回の営業でも仕込みなどで休日の大半の時間を使っていたことから、「自分のペースで営業したい」と出店を検討。出展先を探す中、佐賀駅にも比較的近い物件に出合い、開業準備を進めながら、5月末にこれまで勤めた会社を退職。オープンにこぎ着けた。
店内は、カウンター5席、テーブル3席。おばんざいは、「おでん3品」(600円)や「チャーシュー」(500円)、「鶏肉の甘辛揚げ」「牛すじ煮込み」(以上400円)など毎日10種程度を提供。「おばんざいプレート」(1,000円)も用意する。ドリンクは、日本酒(100ミリリットり450円~)のほか、ビールや果実酒、ソフトドリンクを用意する。
伊佐さんは「昼間からお酒を飲める店が少ないと思い、13時に店を開くことにした。お酒を飲めないけど軽く食事をという人も含め、気軽に来店してほしい。満足してもらえたら新しい人を連れてくるなど、お客さまのつながりが、この店を軸に続いていけば」と話す。
営業時間は13時~20時30分(ラストオーダー)。月曜・火曜定休。