佐賀市ご当地グルメ「シシリアンライス」のPRキャラクター「シシリアンナちゃん」の2代目が4月4日、佐賀市役所で行われた「シシリアンライス王国」セレモニーでデビューした。
シシリアンライスは温かいご飯の上に生野菜と甘辛く炒めた牛肉などをのせ、マヨネーズで仕上げたワンプレートメニュー。1975(昭和50)年ごろ、飲食店の賄いとして作られた後、佐賀市内の喫茶店を中心に提供されるようになったという。現在、市民団体「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」が「B-1グランプリ」に参加するなどPR活動を行っている。
シシリアンナちゃんは、佐賀市内の松原川にある「カッパ王国」から来たという、カッパをモチーフにした4月4日生まれの永遠の4歳の女の子。頭の上の皿にシシリアンライスがのっているのが特徴。2012(平成24)年6月に着ぐるみがデビュー。博多人形を制作するボランティアグループが作った手作り着ぐるみで、各地で行われた「B-1グランプリ」や東京でのイベントなどで佐賀とシシリアンライスをPRしてきたが、12年の活動で思い通りの動きができなくなったことから、3月23日に行われた「さが桜マラソン ランナーズナイト」のPRステージを最後に引退。今回、2代目となる着ぐるみを制作した。
この日、架空の国「佐賀シシリアンライス王国」の国王を務める坂井英隆佐賀市長の前に初めて登場。PRソング「シシリアンナがやってきた」に合わせてダンスを披露し、初代に比べ動きやすくなったことをアピールした。今年の10月に「国民スポーツ大会(国スポ)」「全国障害者スポーツ大会(全障スポ)」が佐賀県で開催されることについて、シシリアンナちゃんは「出番を増やしたい」と意欲を見せた。