食べる

佐賀中心街に鯛(たい)飯専門店「鯛せん」 父が営業した場所・屋号で再び

「鯛せん」店主の野中彰二さん

「鯛せん」店主の野中彰二さん

  • 4

  •  

 鯛(たい)飯専門店「鯛せん」(佐賀市中の小路)が1月1日、佐賀玉屋近くにオープンした。

「鯛せん」で提供する「佐賀鯛飯膳」二の膳(タイの薄造り)

[広告]

 佐賀中心街で「梟の響キ(ふくろうのひびき)」(白山2)と「のなかの」(大財1)、福岡・秋月で「梟の響キ 秋月 いろり蔵」(福岡県朝倉市)の日本料理店3店を経営する野中彰二さんが開いた同店。「鯛せん」はかつて同所で野中さんの父が経営していた日本料理店。父の姿を見ていた野中さんは小さい頃、料理人になることを決意。学生時代から父の店を手伝い、高校卒業後は大阪の老舗日本料理店で修業。佐賀に戻り、父が経営する当時の「鯛せん」で修業した。その後独立し、2004(平成16)年に「梟の響キ」、2007(平成19)年に「のなかの」を開いた。野中さんは「独立前は継ぐことも考えていた父の店の復活。店内をフルリノベーションするなどゼロからの店作りで、身も引き締まった」と振り返る。席数は1階・2階合わせて35席(個室席含む)。

 メインメニューは「佐賀鯛飯膳」(3,500円)。一の膳に、季節の先付け、鹿島・三原豆腐「雪の音」、有明茶わん蒸し、旬の炊き合わせサラダ。二の膳に、タイの薄造り、エビタイの天丼、タイの土鍋ご飯から選べる「鯛飯」とタイの潮汁、香の物を提供。夜は追加で、つまみ3種(2,000円追加)、つまみ3種に佐賀牛かウナギの白焼き(4,000円追加)を用意する。ほかに「鯛茶漬け」(2,200円)などの一品料理も提供。2階には佐賀の日本酒を約100種類収納するセラーも用意。客自身で選び楽しめるようにした。

 野中さんは「お越しいただいたお客さまの中には次の予約をもらうこともあり、好評と感じる。佐賀の食材をふんだんに使い、佐賀の魅力を発信し、県外や海外からも来店してもらえるような店を目指したい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時(ラストオーダー)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース