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「アジア太平洋旅行者が注目する旅行先」に嬉野・佐賀 海外旅行サイト調査

佐賀市内でホテルが集中するJR佐賀駅周辺

佐賀市内でホテルが集中するJR佐賀駅周辺

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 ブッキング・ドットコムが1月22日に発表した「アジア太平洋地域の旅行者が注目する最新の旅行先(海外)10選」で、嬉野が5位、佐賀が10位に入った。

ブッキング・ドットコム「アジア太平洋地域の旅行者が注目する最新の旅行先(海外)10選」で5位になった嬉野温泉

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 同社が実施した「2024年の旅行に関する調査」から導いた今年の旅行トレンド予測の1つとして、事前に綿密な計画を立てる旅行スタイルではなく、「偶然に導かれる、発見に満ちた旅」が流行すると予想しており、調査では「到着するまで目的地さえも知らされない、サプライズトリップを予約してみたい」と考えるアジア太平洋地域の旅行者が半数以上いるとしている。

 今回の調査では、オーストラリア、ニュージーランド、中国、香港、インド、日本、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナムのアジア太平洋地域の旅行者を対象に、前年検索回数が10万回未満の「まだあまり知れ渡っていない海外旅行先」の中から、前年同期比50%以上検索数が増加した目的地(都市)を選出した。検索対象期間は昨年1月1日~9月30日、チェックイン対象期間は昨年1月1日~12月31日。

 ランキングは、1位=カマリーニャス(スペイン)、2位=メキシコ(アメリカ)、3位=日田(大分県)、4位=富士宮(静岡県)、5位=嬉野(佐賀県)、10位に佐賀が入った。佐賀県内の都市がランクインしたことについて、西日本地区エリアマネジャーの高木浩子さんは「佐賀アリーナができた佐賀市や嬉野温泉のある嬉野市は、2022年に西九州新幹線が開業したことで、福岡からのアクセスが大幅に向上したことがインバウンド客増加の一因」と分析する。

 「ホテルニューオータニ佐賀」(佐賀市与賀町)宿泊課課長の清本裕実さんは「昨年までは海外からの宿泊客はあまり見かけることがなかったが、今年に入り、韓国・台湾・香港からの宿泊が増えており、佐賀空港国際線の再開の影響が大きいと見ている。コロナ禍前の2018(平成30)年の海外から宿泊比率は約3割あったが、現在は1割程度。今後のインバウンドのさらなる回復を期待したい」と話す。

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