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SAGAアリーナでミュージカル「佐賀の夜の夢」公演へ 県民200人が出演

ミュージカル「佐賀の夜の夢」の出演者ら

ミュージカル「佐賀の夜の夢」の出演者ら

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 佐賀県民約200人が出演するミュージカル「佐賀の夜の夢」が来年1月7日、「SAGAアリーナ」(佐賀市日の出2)で上演される。

「ミュージカル県SAGAプロジェクト」を立ち上げた栗原誠治さん、脚本を担当した谷口文章さん

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 昨年5月にオープンした「SAGAアリーナ」の舞台に県民が立つ機会を作ろうと、今年2月に立ち上げた「ミュージカル県SAGAプロジェクト」が主催する同公演。プロジェクトの中心となった栗原誠治さんは佐賀市を拠点に舞台創作活動をしており、10代を中心に活動する「ティーンズミュージカルSAGA」や45歳以上が活動する劇団「SAGAパーフェクトシアター」などを主宰している。栗原さんは「普段から演劇活動をしていない人でもこのプロジェクトを通じて、佐賀の発信はもちろん、地域での強いつながりが生まれると考えた」と話す。

 4月にオーディションを行い、2歳から90歳を超える人まで演劇未経験者を含む約200人の出演者が決まり、毎週日曜、市内の文化施設や公民館などで練習を重ねてきたという。栗原さんは「やる気がみなぎっていて、『みんなで成功させよう』という気持ちが伝わってきた。練習動画を撮影し、メンバーで共有。仕事などで参加できない人もフォローし合うことで、スムーズに進めることができた」と振り返る。

 今回公演する「佐賀の夜の夢」は、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」をモチーフに、佐賀藩10代藩主・鍋島直正が恋に落ちるというオリジナルのラブストーリー。佐賀で役者活動を行う谷口文章さんが脚本を手がけた。当日は約6000席を用意する。

 栗原さんは「アリーナーの大きな舞台に立つ出演者の姿をぜひ見てほしい。出演者の中には普段、合唱やダンスなどのサークルで活動している人もいて、彼らには公演後の変化も感じてもらえるとうれしい。何年後かに『また県民ミュージカルやろう』となった時に、リーダーシップを取ってくれる人が出てきて、佐賀の文化芸術に対する情熱が受け継がれていくきっかけになれば」と期待を込める。

 10時開場、13時開演。入場料は2,500円~。「Over Road」ホームページなどで販売する。

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