唐津市厳木町出身のお笑いタレント・おほしんたろうさんが描いた作品を展示する「おほしんたろう展23-24 おほる？」が12月22日、佐賀県立美術館（佐賀市城内1）3号4号展示室で始まった。

「おほしんたろう展」入り口のおほしんたろうさんの巨大パネル

　おほさんは、九州大学在学中にNHKの大喜利番組「着信御礼！ケータイ大喜利」で当時最高位のレジェンドを獲得。大学卒業後、お笑い芸人として活動を始めた。30万人以上のフォロワーがいるおほさんのSNSで披露するシュールなイラストネタ「1コマ漫画」には芸能界のファンも多く、「おほまんが」など書籍化もされている。

　佐賀での作品展示は2016（平成28）年7月に佐賀市立図書館で開催して以来で、美術館での開催は初。おほさんが披露した1コマ漫画100点展示する「おほまんが総選挙」のほか、雑誌やテレビ番組向けに描いたイラストに加え、全長5.5メートルの巨大イラストなどの新作も展示。学生の頃に描いたイラストや絵画、制作した粘土細工や図工作品、雑誌に採用された投稿も展示する。グッズコーナーでは今回、「鶴屋」（与賀町）とコラボしたおほさんイラストの焼印が入った丸ぼうろ（5枚入り918円）や、嬉野肥前吉田焼の「224porcelain」（嬉野市嬉野町吉田丁）とコラボした皿（1,650円）も販売する。

　おほさんは「佐賀との関わりで実現したコラボ作品もあり、なかなかいいなあと思っている。私の作品をフラッと見に来てもらい、『フッ』と笑ってもらえれば。巨大イラスト作品『高級食パン再ブーム』に行列する500人を期間中に少しずつ色付けしていこうと思うので、その変化を見に何度も来てほしい」と話す。

　入場料は、一般＝900円（前売り800円）、中高生＝700円（同600円）、小学生＝500円（同400円）。月曜（祝日の場合は翌日）、12月29日～1月1日は休館。来年2月17日まで。