佐賀・大財通りの食堂「春駒」が10月31日、閉店した。
1922(大正11)年創業の同店。細太麺にたくさんのモヤシとタマネギ、豚肉を合わせた「皿うどん」が一番人気で、「ちゃんぽん」、だし強めの玉子とじにシイタケ、安倍川、春菊、タケノコ、かまぼこなどを合わせた「木の葉丼」などを提供してきた。
閉店告知は9月上旬。「材料調達の困難に加え、店主加齢による健康的な問題を原因」とした閉店告知を掲示して以降、「皿うどん」など同店のメニューを最後に味わおうと、連日多くの客が訪れ、11時の開店後、12時前後にはその日の提供予定が全て終了する日が続いた。ネットやSNSでも老舗店の閉店を惜しむ投稿が多く寄せられた。