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佐賀・夢咲公園近くに古着店「マリンガ」 古着から会話が生まれる店目指す

販売中のアイテムでコーディネートしたマネキンと、店主の吉村麻鈴さん

販売中のアイテムでコーディネートしたマネキンと、店主の吉村麻鈴さん

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 古着店「MALiiNGA(マリンガ)」(佐賀市兵庫北3)が9月30日、夢咲公園近くにオープンした。

古着店「MALiiNGA」店内、「adidas originals」のミリタリージャケットなど、吉村さんオススメのアイテムがならぶ

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 「歴史をまとい、そしてつながる」をコンセプトに、古着を通して人と人の会話が広がる場所を作りたいと、吉村麻鈴さんが開いた同店。店名はモンゴル語で「麻」を表す「マーリンガ」が由来。店名の真ん中の2つの小文字の「i」は2人の人が話す姿をイメージし、「人と人の会話が生まれるように」という願いを込めた。

 出店のきっかけは大学3年の頃、通っていた大学がある高知県の古着店で販売されていたスエットの価格に驚いたことから。吉村さんは「当時、古着といえば安くておしゃれなものと思っていたので、『2万3,000円』の値札に衝撃を受けた。店主に『スエットの王様』と呼ばれる『リバースウィーブ』という希少な一着であることを丁寧に教えてもらい、古着を見る目が変わった」と当時を振り返る。「古着の歴史や希少性という、それまで気付かなかった新たな魅力に気づいたことから、会話を通じて古着の魅力を伝えられる空間を作りたいと考えた」と話す。

 取り扱う古着はアクセサリー含め200点以上。1960~90年代のものを中心に、幅広く取り扱う。「ヨーロッパやアメリカから、さまざまな奇跡を乗り越えて日本にやってきたもの。どれも我が子のように愛情をこめて大切に扱っているからか、会計のときに少し寂しくなることもある」と吉村さん。古着は全て、洗濯、染み抜き、アイロンがけを行っており、一着を店頭に出すまでに何時間もかけているという。

 吉村さんは「取り扱う古着は、全てが全く異なる背景や特徴を持っている唯一無二の存在。会話を通じて、それぞれの古着が持つ歴史や魅力を伝え、古着を通して人と人がつながる空間を作っていきたい」と意気込む。

 営業時間は13時~20時(土曜・日曜・祝日は12時~)。火曜定休。

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