佐賀バルーンフェスタ組織委員会は9月13日、「2023佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の参加気球を発表した。
「2023佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の変形気球部門「バルーンファンタジア2023」に参加する、北海道旭川市のシンボルキャラクター「ASAPPY」
アジア最大規模の熱気球の国際大会で、開催する5日間で約80万人の来場者があるが、コロナ禍の影響で2020年大会は中止に、2021年大会は国内気球のみで無観客で開催、昨年は3年ぶりに有観客で、95機の参加で開催し、5日間で84万9000人の来場があった。
今年の大会は11月1日~5日。4年ぶりに海外からのパイロット合計25機と役員を迎えて開催する。参加予定機数は、競技部門が「第36回パシフィック・カップ」、今年の日本チャンピオンを決める「第38回熱気球日本選手権」、佐賀を含む4都市を転戦して開催する「2023熱気球ホンダグランプリ第3戦」を合わせて73機、フリーフライトを行う「フェスタ部門」=27機、動物やキャラクター気球を立ち上げする「バルーンファンタジア2023」=17機、協賛企業や取材などでフライトする「オフィシャルバルーン」=9機、合計126機。合計機数は「40回記念大会」として開催した2019年の121機を上回る。佐賀県内の参加は42機。
「バルーンファンタジア2023」に海外からは、アメリカから熊の形をした気球「Baby Polar Bear(ベビーポラーベア)」とスロバキアからピエロの形をした気球「BRUNO(ブルーノ」」が参加。国内からは、北海道旭川市のシンボルキャラクターを気球にした「ASAPPY(あさっぴー)」などが初参加する。
2016(平成28)年に佐賀で開催された「熱気球世界選手権」で優勝し、今回の参加を予定するハートシル・レットさん(アメリカ)は「2016年以来に来日予定でとてもワクワクしている。今大会は世界の有名パイロットが集まる中で厳しい戦いになると思うが、とても楽しみにしている」と動画メッセージを寄せる。
地元からの初出場する小城市在住の光岡洋輔さんは「初めての大会だが、臆することなく、海外選手、日本選手、佐賀県内の選手に胸を借りるつもりで一生懸命トライしたい」と意気込みを見せる。
11月4日・5日の夕方には熱気球の夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」を開催するほか、5日間通して物産市「うまかもん市場」やイベントステージなども開催。期間中、JR九州の臨時駅「バルーンさが駅」も開設される。