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佐賀県内で「むし結び」 昆虫関連の展示や企画、デジタルスタンプラリーも

「SAGAむし結び」を企画した佐賀大学農学部生物資源科学科の徳田誠教授

「SAGAむし結び」を企画した佐賀大学農学部生物資源科学科の徳田誠教授

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 佐賀県内のさまざまな施設で昆虫関連の展示や企画を行い、各施設をデジタルスタンプラリーで結ぶイベント「SAGAむし結び」が現在、開催されている。主催は佐賀大学。

「むし結び」の一環で、有田町「ARITAYAKI・MUTSU」で販売する昆虫をデザインしたグイノミ

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 「日本昆虫学会 第83回大会」が9月16日~18日、佐賀大学農学部(佐賀市本庄町)で開催されるのをきっかけに、昆虫に興味を持ってもらおうと企画した同イベント。同学部生物資源科学科教授の徳田誠さんによると、イベントのきっかけは、昨年9月に信州大学(長野県松本市)で開催された昆虫学会に合わせて、昆虫に関連するイベントが行われたことから。佐賀で初めて開催される昆虫学会に合わせて、「佐賀でも何かできないか」と考えた徳田さんは、会う人ごとに昆虫関連イベントのイメージを伝えたところ、図書館や駅、公共施設など合計32施設で、各施設によるアイデアで、昆虫や虫に関する標本や図書の展示を、8月から9月にかけて行うことになった。イベント開催する施設をつなぐ企画として、佐賀大学発ベンチャー「ロケモAI」(同)がシステムを提供し、スマートフォンを使ったデジタルスタンプラリーも行う。

 徳田さんは「昆虫に関する展示だけではなく、映画上映、菓子や古陶磁の販売など、協力施設にふさわしい企画を自ら考えてもらい、これだけ連携の規模が大きくなるとは思わなかった。各施設を巡るスタンプラリーでも昆虫にまつわるものになっているので、多く回ってもらい、昆虫への興味を高めてもらえれば」と話す。

 9月30日まで(施設により開催日が異なる)。

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