食べる

佐賀の菓子店「まるいち」が作り過ぎ和菓子をセット販売 フードロス削減目指す

菓子店「菓心 まるいち」店内

菓子店「菓心 まるいち」店内

  • 0

  •  

 佐賀の菓子店「菓心 まるいち」(佐賀市鍋島町鍋島、TEL 0952-33-3901)が6月12日、賞味期限内にもかかわらず、時間経過や見た目、焼きすぎ、作り過ぎなどで店頭販売が難しい和菓子を販売するサービス「ファクトリーショップ」を始めた。

「菓心 まるいち」の「ファクトリーショップ」で販売する和菓子セットの一例

[広告]

 営業主任の市丸翔大さんによると、同店が作る生菓子のうち、草餅、大福、団子などは「朝生菓子」と呼ばれ、賞味期限が短い中で、販売機会を逃す「作らなさ過ぎ」、売れ残ってしまう「作り過ぎ」をできるだけ出さないよう和菓子職人と製造数を調整しているが、「作り過ぎ」を何らかの形で手にしてもらうことで、和菓子職人の手仕事の継続とフードロス削減と目指すために今回のサービスを始めたという。

 同サービスは、同店LINE内のコミュニティー「あんこ組」で、提供日の昼前後に提供数と価格を案内。LINEメッセージか直接来店による先着順で、ランダムに組み合わせ、賞味期限が当日のものを含む「作り過ぎ」セットを販売する。市丸さんによると、時期により異なるが500円前後のセットを週3~4回程度販売することを見込んでいるという。

 市丸さんは「店で販売する通常商品とは違い、あくまで作り過ぎによるフードロスなどを削減し、おいしい菓子を少しでも多くの方に持続的に提供するための取り組みとして楽しんでもらえれば」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース