見る・遊ぶ

佐賀・岡田三郎助アトリエで映画上映会 画家をイメージした短編「夢之紋白蝶」

短編映画「夢之紋白蝶」の一場面「画家の夢野三郎はモンシロチョウの死骸を描いていた。絵にも霊にも向き合う才能を持っていた」

短編映画「夢之紋白蝶」の一場面「画家の夢野三郎はモンシロチョウの死骸を描いていた。絵にも霊にも向き合う才能を持っていた」

  • 0

  •  

 佐賀県立博物館・美術館(佐賀市城内1)内の岡田三郎助アトリエで撮影された短編映画「夢之紋白蝶(ユメノモンシロチョウ)」の上映会が6月25日、同アトリエで開催される。

短編映画「夢之紋白蝶」の一場面

[広告]

 岡田三郎助アトリエは、佐賀県生まれで明治から昭和にかけて活躍した洋画家・岡田三郎助が東京に建てた木造の洋風建築を2018(平成30)年4月に移設・復元し、公開したもの。アトリエのほか、応接室や画塾「女子洋画研究所」で構成する。現存する近代洋画家のアトリエとしては、国内最古のものとされている。

 「夢之紋白蝶」は、福岡在住のアーティストで映画監督の花野純子さんが撮影した。花野さんは1996(平成8)年に映画作家としてデビュー。脚本のほか、主演や演出、監督も担当。福岡市内で開講するシナリオ講座の講師も務める。

 2021年に新作映画の撮影場所を探していた花野さんは、当初の福岡市内からエリアを広げ、佐賀の岡田三郎助アトリエと出合った。撮影場所として貸してもらえることになった後、岡田を意識し、画家を主人公にした脚本に書き換え、同年9月、自ら主演し、撮影を行ったという。

 花野さんは「今回の作品を撮った後、岡田三郎助が小説『白い蝶』を書いたことを知り、何かつながりを感じることができた。アトリエの魅力も生かした映像も盛り込んだので、ぜひ見てほしい」と話す。

 上映は13時30分~、14時30分~、15時30分~。料金は500円。上映後、花野さんのトークも予定する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース