小城の酒販店「酒舗 彩(さい)」(小城市小城町松尾、TEL 0952-37-3952)が5月8日で1周年を迎えた。
小城町出身で「天山酒造」(小城町岩蔵)で営業経験積んだ中尾秀樹さんが昨年5月8日に開いた。中尾さんは関東地方の営業を担当していたが、コロナ禍で地元小城市内や佐賀市内を見る機会を通じて、佐賀市内と比べ小城市内で地元の酒を個人向けに伝える酒販店がないことに気づき、地元の酒を伝える場、発信する場を作りたいと独立した。
店内は、天山酒造をはじめ、東鶴酒造(多久市)や小松酒造(唐津市)、熊澤酒造(神奈川県茅ヶ崎市)など、小松さんと縁ができた県内外の日本酒をメインに、焼酎やリキュール、スピリッツ、ビール、ウイスキー、ワインなど約100種類をそろえる。
中尾さんは「飲んでおいしいのはもちろん、酒蔵のストーリーも丁寧に伝えていくことを意識し、店頭やSNSでの発信している。飲食店の方が当店に買いに来てもらったり、リピーターが当店での酒の話を楽しみにお越しになったりと、商売の面白さや手応えを感じて営業している。これからも、自分を売り込み、店の雰囲気を感じてもらい、人間味ある商売を続けながら、酒に興味はあるけど入り口を求めている人向けに、楽しみ方を伝える活動もやっていきたい」と話す。
営業時間は10時~19時(日曜・祝日は18時まで)。月曜定休。