「よつばパン」(佐賀市開成3、TEL 0952-37-0828)が4月28日で5周年を迎える。
佐賀県内のパン店で約20年経験し、1級パン製造技能士の資格を持つ淵慶介さんと妻の美幸さんが2018(平成30)年に開いた同店。美幸さんの父が同所で35年営業した天ぷら店「はま屋」の引退に合わせ、物件を生かし、開成地区を中心に地元客に向けて「毎日のパン」を提供したいと改装した。
提供するパンは、地元佐賀県産の小麦粉を使い、あんやクリーム、カレーなどの具材は手作りし、野菜は佐賀の農家から直接仕入れている。マーガリンやイーストフードは使わず、「一つ一つ丁寧に作ることを心がけている」という。「あんバター」や「蔵出しめんたい本舗」(鳥栖市)のめんたいこを使った「明太(めんたい)フランス」などの人気が高いという。
慶介さんは「実家や近所から持ってきてもらった野菜を使ったキッシュやパンを作ったり、父や母が今でもパンの具材作りに入ってもらったりと『家族でやっている小さなパン屋さん』として営業し、常連さんから電話で『いつもの』とパンを注文してもらえるのがうれしい。これからも変わらず、地元の人に向けてのんびり営業し、パンで幸せのひとときのお手伝いをしていきたい」と話す。
営業時間は9時~18時。水曜・日曜定休。