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佐賀にラッピングトレイン「バルーンかもめ」号 「熱気球世界選手権」をPR

(写真右から)「バルーンかもめ」の完成を祝うドーンデザイン研究所社長の水戸岡鋭治さん、佐賀市の秀島敏行市長、JR九州の青柳俊彦社長

(写真右から)「バルーンかもめ」の完成を祝うドーンデザイン研究所社長の水戸岡鋭治さん、佐賀市の秀島敏行市長、JR九州の青柳俊彦社長

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 佐賀市で10月28日から開催される「2016佐賀熱気球世界選手権」をPRするラッピングトレイン「バルーンかもめ」号が8月26日、運行を始めた。

「バルーンかもめ」の出発進行の合図を送るJR博多駅の森勝之駅長と佐賀市の秀島敏行市長

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 佐賀市嘉瀬川河川敷で毎年11月に開催する「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。5日間の期間中80万人が訪れるという来場者の規模は「アジア最大級のスカイスポーツイベント」と言われている。会場をJR長崎線が通ることから、1989年に臨時駅「バルーンさが」駅を開設し、「会場まで徒歩0分」の利便性の良さに多くの観客がJRを利用して訪れるという。

 熱気球競技の世界チャンピオンを決める「熱気球世界選手権」が佐賀市で開催されるのは1997年以来19年ぶり3回目。例年より期間が長いという同大会をPRしたいと博多~長崎間を走る885系特急「かもめ号」へのバルーンのラッピングを佐賀市が提案した。同系車両をデザインしたドーンデザイン研究所社長の水戸岡鋭治さんがラッピングデザインを担当、6両それぞれ違うデザインが施されたラッピングトレイン1編成を完成させた。

 同日、JR博多駅4番ホームで開かれた出発式では、水戸岡さんのほか、JR九州の青柳俊彦社長、佐賀市の秀島敏行市長などが出席し、同デザイン1番列車となった同駅13時55分発「かもめ25号」の出発を祝った。

 水戸岡さんは「乗ったことがないがバルーンが大好きで、自分の普段のデザイン画には実はいつも気球がある。デザイン画に気球がいるだけで楽しい夢があると思う。佐賀の『バルーンオリンピック』の成功を願って、感動や楽しさを詰め込んだデザインを考えた。この車両の前で多くの子どもたちが記念写真を撮ってもらえればうれしい」と話す。

 JR九州によると、同車両は、長崎本線の「かもめ」や日豊本線の「ソニック」での運転を予定するという。

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