天山酒造(小城市小城町岩蔵)が11月22日、平均年齢27歳の社員で構成する「プロジェクト麓27」が開発した食後酒「re:echo CA LMER(リエコー カルメ)」の販売を始めた。
「モノづくりの楽しさや難しさ、やりがいを体験してほしい」と同社杜氏(とうじ)の後藤潤さんの呼び掛けで2019年に発足した同プロジェクト。営業・製造・製品・総務の40歳未満の若手社員が新商品の開発から販売まで行う。昨年の2期目は、ワイン酵母仕込みの日本酒「re:echo 2020」を販売した。
3期目の今年は、濃厚にひろがる甘みとほのかな酸味が特徴の「食後酒」を開発した。原料は佐賀県産山田錦を使う。同プロジェクトのメンバーによると、アルコール度数は12度。余韻が長く残り、食後の1杯やハイカカオチョコレートやスイーツなどとの相性も良いという。
1本500ミリリットル入り。同社特約店で販売する。