伊万里湾などのカキなどを販売する「海一番」(神埼市神埼町尾崎、TEL 090-9583-1365)が11月20日、今季の営業を始めた。
地質コンサルタントとして現場管理を務める宮木和明さんが海釣りなどの趣味が高じて開いた同店。船舶免許を取得し、警戒船業務管理講習を受けるなど、漁業関係者とのつながりが深まる中で、2015(平成27)年から、冬季に伊万里湾や仮屋湾(玄海町)のカキなどの海産物の販売を自宅前で始めた。昨冬からは西九州大学神埼キャンパス近くの県道沿いに中古の宝くじ販売ブースを運び込み、販売ブースを設置。予約購入する人に加え、広く販売できるようのぼりなどを並べている。
今季の営業は、伊万里や仮屋の漁業者から仕入れたカキを用意。基本はキロ単位での販売だが1人暮らしの人などには1個単位での販売にも対応する。今後、時期に応じて、サザエやタコ、赤エビなども用意するという。
宮木さんは「今年は不漁といわれる地域もあるが、毎年、久留米や熊本など県外からも買いに来られる方もいるので、複数の漁業者とのつながりを生かして、楽しみにしている方の要望に応えたい。販売を通じたお客さんとの世間話も楽しい」と話す。
土曜・日曜のみ営業。営業時間は10時~18時。来年4月ごろまで。いずれも仕入れなどの事情で変更あり。