地元クリエイターを発掘・支援するイベント「Rethink Creator Project(リシンク クリエーター プロジェクト)」が10月10日、佐賀駅前の「サンシティ レンタル会議室」(佐賀市神野東2)で開催された。
「Rethink Creator Project」佐賀会場では「大魚神社の海中鳥居」と「呼子のいかぐるぐる」の写真を元にワークショップを行った
「クリエイターの地産地消」をコンセプトに、「地元を誰かに任せない」とキャッチコピーに掲げる同プロジェクト。主催は、全国のクリエーターの育成や仕事のマッチングを手掛けるクリエイターズマッチ(東京都渋谷区)。日本たばこ産業(JT)とのコラボ、JTBが協力して実施する。
4年目となる今年は、6月2日の徳島会場を皮切りに全国17地域で実施。初開催となる佐賀会場での実施は、佐賀県が後援。リアル会場に約10人、オンラインで約20人が参加した。
当日は、講師にはアートディレクターの中川直樹さんと佐賀市在住のデザイナー・イラストレーターのシオタアヤカさんが登壇。「視点を変えて考える」方法などを学んだ後、「大魚神社の海中鳥居」(太良町)と「呼子のいかぐるぐる」の2つの写真に参加者がキャッチコピー案を提出。提案の中からシオタさんがコピーを選び、アフターコロナに向け、地元の魅力を再発見してもらうA4ポスターを制作する流れを体験した。
クリエイターズマッチの呉京樹社長は「佐賀会場の参加者の中には実際にクリエーティブの仕事に関っている人もいるのではと思うほど、2つのテーマへのコピーのアイデアがたくさん出てきて、佐賀らしいポスターデザインができた。セミナーへの参加を通じて、『伝えることが楽しい』と感じてもらい、地元の魅力をSNSなどで発信してもらえるよう、これからもプロジェクトを続けていきたい」と話す。