サガテレビ1階の「JONAI SQUARE（ジョーナイスクエア）」（佐賀市城内1）で現在、「3色の漢方スムージー」が販売されている。

　佐賀市を中心に県内で7店舗を展開する「くぼ薬局」（白山1）と、1626（寛永3）年から漢方薬など医薬品製造を手掛ける「野中烏犀圓（うさいえん）」（材木1）の2社とコラボしたスムージー。「JONAI SQUARE」マネジャーの清田隆史さんによると、4月半ばにくぼ薬局から「自社で販売する漢方薬とコラボしたドリンクを作れないか」と声を掛けられたという。清田さんは「フルーツやアイスクリームなどを組み合わせたスムージーにすれば飲みやすいのでは」と考え、商品化を決定。5月1日に販売を始めた。

　スムージーは「Beauty red（ビューティーレッド）」「Diet green（ダイエットグリーン）」「Strong white（ストロングホワイト）」の3種類。いずれも、1日の接種目安量の漢方と、それぞれの味に合わせた天然甘味料や佐賀県産のフルーツ、野菜を合わせた。「red」は「お肌にうれしいスムージー」をテーマに、ビタミンCや緑茶エキス、生コーヒーエキスなどにブルーベリーやバナナアイス、天然ステビアを加え、甘酸っぱくもほろ苦い後味に仕上げた。「green」は葛花エキスや難消化デキストリンなど「ダイエットに役立つ素材」（清田さん）にバナナや小松菜、黒糖のような素朴な甘さの羅漢果を合わせた。「white」は高麗人参（こうらいにんじん）やヤマノイモエキスのような「元気が出る素材」と酒かす甘酒やバナナ、蜂蜜を加えて、「お疲れ気味の人にお薦めの、味もストロングな上級者向けの一杯」（清田さん）に仕上げた。

　清田さんは「商品化に当たり心掛けたのは、漢方の味を消しすぎずに飲みやすくすること。1杯当たりの漢方の量が決まっていたため、味を邪魔せず、かつ飲みやすくする素材選びや配合に気を付けた。くぼ薬局と野中烏犀圓の各代表から太鼓判をもらい、発売当初からたくさんのオーダーを受けている」と笑顔を見せる。

　清田さんは「普段漢方薬を飲まない人にも興味を持って飲んでほしい。漢方とスムージーの組み合わせが『意外に合う』ことを感じてもらいたい。さまざまな年代の人に味わってもらい、当初の思惑がばっちりかなった」と話す。

　価格は各600円。営業時間は10時30分～18時。9月ごろまで販売予定。