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地域密着クラウドファンディング「FAAVO佐賀」設立 資金調達を地元がサポート

「クラウドSaga」運営委員会の各代表(左より市民生活パートナーズ理事長の竹下義洋さん、佐賀共栄銀行頭取の二宮洋二さん、佐賀未来創造基金理事長の山田健一郎さん)

「クラウドSaga」運営委員会の各代表(左より市民生活パートナーズ理事長の竹下義洋さん、佐賀共栄銀行頭取の二宮洋二さん、佐賀未来創造基金理事長の山田健一郎さん)

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 佐賀共栄銀行(佐賀市松原4)・公益財団法人佐賀未来創造基金(佐賀市唐人2)・一般社団法人市民生活パートナーズ(佐賀市川副町犬井道)の3者は、5月下旬にクラウドファンディングサービス「FAAVO佐賀」の運営を始める。

クラウドファンディング活用サポートセンター佐賀(略称「クラウドSaga」)構成図

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 3者は地域の中小企業やNPOの新たな活動や人づくりにおける資金調達をサポートしたいと4月12日、「クラウドファンディング活用サポートセンター佐賀(略称=クラウドSaga)」を設置。クラウドファンディングに関するセミナーの実施や、寄付型・購入型・投資型を含めた案件組成の支援を行う。

 「FAAVO(ファーボ)」はサーチフィールド(東京都渋谷区)が運営する地域・地方応援型のクラウドファンディングサイト。「地域密着」をコンセプトに各地の行政や地域企業、金融機関などが運営者とした全国53エリア(2016年2月現在)でサービスを行っている。佐賀県では、「VILLAGE INC(ヴィレッジインク)」(静岡県下田市)が今年1月に「FAAVO唐津」を立ち上げて2カ所目。「FAAVO佐賀」として、佐賀市・小城市など佐賀県東部エリアを担当するという。

 3者は運営委員会を設け共同で案件の収集や広報を行うと共に、3者それぞれの得意分野を生かし、資金調達成功に向けたサポートを行う。さらに行政や報道機関、地域金融機関や産業育成支援団体・市民活動団体などで構成する推進会議、その他団体や個人による応援組織サポーターズを作り、地域活動を資金調達で支える仕組みづくりを盛り上げる。

 同財団の山田健一郎理事長は「佐賀県内でのクラウドファンディングの知名度はまだ低く、これを機に普及啓発を進めたい。地域課題に取り組むNPOや中小企業を後押しすることはもちろん、規模が大きい企業にも新商品のテストマーケティングツールとして活用してほしい」と呼び掛ける。

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