佐賀市など北部九州でワインを提供する飲食店の共催で、3月6日、自然派ワインをはじめとしたワイン72種類の飲み放題イベント「SagaのがばいVinちゃん」が開かれた。会場は同市中央大通り唐人町一帯。

イベントのオリジナルTシャツを着てともに楽しむスタッフと参加者

　「敷居が高いと思われがちなワインを、気軽に楽しんでほしい」と、市内でワインを提供する「炉端とワイン bon sol」（佐賀市唐人2）が中心となって企画した同イベントは今回が初めて。会場では、個性豊かな72種類の自然派ワインがテイスティングできるほか、ワイン輸入業者から直接ワインの説明が聞けるとあって、大勢の人でにぎわった。

　「佐賀県は、日本酒の生産が盛んなこともあってか、ワインの消費量が全国的に見ても低い。おいしいワインがたくさんあるにもかかわらず、あまり知られていないのが現状」と語るのは、イベント主催者の力久繁文さん。「うちだけが『点』でイベントを行うのではなく、ワインを提供しているお店やバイヤーが協力して、『面』でワイン界を盛り上げていければ」と、力久さんの呼び掛けにより、ワイン関係者が協力し、同イベントが実現した。

　力久さんは今回のイベントを振り返り、「初回にしては大いに盛り上がり、イベントの趣旨を達成できた。今後も年に1度のペースで、2回、3回と続け、街一帯がワインの街となれば」とワイン片手に意気込んでいた。