「ロイヤルチェスター佐賀」(佐賀市天神1)で2月12日、サッカーJ1「サガン鳥栖 佐賀市激励会」が行われた。
1997年2月、前身チームの解散を受けて「サガン鳥栖FC」が誕生し、今年で20年を迎える。昨年は1stステージ=15位、2ndステージ=8位、年間=11位で、2012年から5年連続でJ1残留を果たした。
「Jリーグ」「Jリーグ百年構想クラブ」全60チームで最も少ないという約7万3千人の同クラブのホームタウンを佐賀県全体で応援しようと、今季のJリーグ開幕を前に、佐賀県、佐賀市、佐賀商工会議所などが激励会を企画し、選手、役員、スタッフ40人が参加したほか、市民約400人が集まった。
秀島敏行佐賀市長は「クラブ創設20周年という記念すべき今年、大きな喜びを分かち合えるよう応援したい」とあいさつし、クラブ運営会社の「サガン・ドリームス」竹原稔社長から鳥栖市と佐賀県サッカー協会に20年間の貢献に感謝状を手渡した。
マッシモ・フィッカデンティ監督は、今季のキャプテンにFW豊田陽平選手、副キャプテンに、MF高橋義希、FW池田圭、DF吉田豊の3選手を任命した。
豊田選手は「先日、鳥栖市役所、佐賀県庁、佐賀市役所を訪問した。これまで応援されるのが当たり前と思っていたが、行政など地元にあいさつに回り、地域密着を実感できるクラブは珍しいということにあらためて気付き、改めて謙虚に応援してもらえることに感謝したい。いい結果を出すよう目指すので、試合に見に来てもらいたい」と話す。
マッシモ監督は「絶対にあきらめない、最後まで走り続けるチームを追求し、強い気持ちを持って今季の試合、練習に取り組み、サガン鳥栖で今年こそやり遂げたい」と意気込む。
第1節は2月25日14時から、ホーム戦、ベストアメニティスタジアム(鳥栖市京町)で柏レイソルと対戦する。