佐賀県庁(佐賀市城内1)1階県民ホールで1月31日、「ファイナルファンタジーⅩ」主題歌「素敵だね」を歌う佐賀市在住の歌手、RIKKIさんのミニライブが開かれた。
鹿児島県奄美大島出身のRIKKIさん。15歳の時に出場した「日本民謡大賞」でのグランプリ受賞をきっかけに、1993年にはアルバム「風の声」をリリースし歌手活動を始めた。2001年に発表された「ファイナルファンタジーⅩ」の主題歌「素敵だね」は約15万枚を売り上げた。夫の転勤をきっかけに10年以上前から佐賀市に住んでいるというRIKKIさんは現在、4人の子どもを育てながら、シンガポールや東南アジアの各国での海外ライブ、音楽ユニット「Sound Horizon(サウンドホライズン)」のメンバーとして、アニメ「進撃の巨人」の楽曲のサポートボーカルを担当するなど、幅広く活動している。
今回のライブは佐賀県庁で3月末まで開催するプロジェクションマッピングイベント「SAGA Night of Light by NAKED(サガ ナイト オブ ライト バイ ネーキッド)」の応援イベントとして佐賀県が企画した。
会場には、子どもから高齢者まで約150人が集まり、美しく伸びやかな歌声に耳を傾けた。1曲目は代表曲「素敵だね」、2曲目、3曲目には絵本「黒うさぎはねた」を題材として作られた「ネリヤカナヤ」「立神様」を披露した。佐賀県の山口祥義知事は「心が温かくなる、素晴らしい佐賀の歌姫」と話していた。
RIKKIさんは「ライブハウスやコンサートホールでのライブと違い、県民ホールでのライブは初めてで緊張したが、目を閉じて聞き入ってくれた観客もいて佐賀の人の温かさを感じた。佐賀は住みやすく、子育てもしやすい。食べ物やお酒も気に入っている。今後も、子育てとのバランスを考えながら、佐賀を拠点に活動を続けていきたい。佐賀でのライブも実現できるとうれしい」と笑顔を見せる。