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西鉄バス「江見線」ダイヤ改正 乗務員不足で大幅減、来年秋廃止申し入れ

佐賀駅バスセンター内の走行する西鉄バス佐賀運行の「江見線」

佐賀駅バスセンター内の走行する西鉄バス佐賀運行の「江見線」

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 西鉄バス佐賀が10月5日、佐賀~久留米間を国道264号線経由で運行する路線バス「江見線」のダイヤ改正を行い、運行本数が改正前の上下31本から、平日が同17本、土曜・日曜・祝日が同15本と大幅減便になった。

ダイヤ改正前、佐賀駅バスセンターに掲示されていた10月5日以降の「江見線」時刻表

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 江見線は、佐賀第2合同庁舎・佐賀駅バスセンターと、JR久留米駅・西鉄久留米をみやき町・江見を経由する路線バスで、所要時間は約1時間15分。同じく西鉄バス佐賀が運行し、国道34号線の神埼駅前や目達原を経由する「神崎線」と共に、佐賀と久留米を結ぶバス路線として長く利用されてきた。江見線ではかつて、高速バスでも使う車両を使った特急バス、通称「江見特急」を運行していたが、利用者の減少で2011(平成23)年3月に廃止され、その後も利用者の減少が続いていた。

 今回の大幅減便を伴うダイヤ改正は、深刻な乗務員不足が続いていることから。今年2月、神埼市やみやき町など沿線自治体に対し、今年10月からの減便を経て、来年10月の路線自体の廃止を申し入れている。6月には沿線自治体がバス会社側に、減便時の利用者への影響を最小限に抑えるためのダイヤ、廃止の延期や存続への支援策の協議を要望した。

 ダイヤ改正後の運行間隔は、これまでの6時台から19時台まで1時間に1本程度だったのが、改正後は、ほぼ2時間に1本となり、佐賀発の最終はこれまでの19時台から、平日が18時台、土曜・日曜・祝日が17時台に繰り上げられた。

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