佐賀市北部の三瀬高原で8月1日、同地区の物販・飲食店などを回るスタンプラリー「2016みつせ高原キャンペーン」が始まった。
佐賀市中心部と福岡市中心部のほぼ中間点に位置する佐賀市三瀬村は周辺を山に囲まれ、「三瀬街道」と呼ばれる国道263号線沿いに高原食堂やそば店、直売所が並び、福岡から多くの観光客が訪れるという。観光客に複数の店を回遊してもらい、何度も訪れるきっかけを作りたいと2007年に実行委員会を立ち上げ、同キャンペーンをスタートした。
10回目の今回は「冊子片手に回りやすい大きさに」(実行委員会)というB5サイズ28ページのキャンペーン冊子を5万部製作。モデルコースの提案、スタンプラリーのスポットとなる直売所、そば店、飲食店、カフェ、観光農園、釣りスポット、農家民泊、アクティビティー47カ所を紹介。期間中、スポットの利用でスタンプがもらえ、3カ所以上のスタンプを集めると、スポットの割引券や食事券、入園券などが当たる抽選に応募できる。5カ所のスタンプで応募できる「特賞」には1万円分の共通割引券を用意するという。
同実行委員会の佐保昌俊さんは「夏のキャンペーンとしてスタートした企画は冬のワカサギ釣りファンを増やしたいと昨年から年末まで期間を延ばした。これまで農産品や商品を景品にしてきたが、今年は再度訪れてもらうきっかけにしたいと賞品構成を改めた。店が利用客に三瀬内の他の店の紹介ツールとしても使っていると聞く。今年もこのキャンペーンを通じて、三瀬ファンづくりにつなげたい」と話す。
12月31日まで。